インビザライン・ファースト

インビザライン・ファースト(小児のマウスピース型矯正歯科装置)とは?

インビザライン・ファースト(小児のマウスピース矯正)とは?

柔軟性の高い小児向けマウスピース型矯正装置

大人の矯正治療において、使い勝手や効果の点で有効性が認められ、いまや世界中に広がっているインビザライン。そして装着が目立たず、着脱ができる点など、利便性や機能の柔軟性が高い点こそ、小児向きの装置であるともいえます。そのことから、現在ではさらに技術的に進歩した「インビザライン・ファースト」という、成長過程にある小児向けマウスピース型矯正装置が展開されています。
市川矯正歯科医院では、長年小児治療における早期矯正治療を手がけてきており、その経験や実績から多くのノウハウを得ています。その分院である〈E-space〉では、それをこのインビザライン・ファーストの治療にも取り入れ、さらにグレードアップした小児歯科矯正治療として提供したいと考えています。

インビザライン・ファーストの適応年齢

対象年齢は3歳~小児歯科1期(乳歯と永久歯が混在する時期)

インビザライン・ファーストの適応年齢

まず、早いケースではだいたい3歳ぐらい~小児歯科1期(乳歯と永久歯が混在する時期の学童期まで)のお子さまを対象として、インビザライン・ファーストで治療していきます。その利用法や手順などは大人用のインビザラインとほぼ同じなので、お子さまでも簡単に扱うことができます。次に、小児歯科2期(永久歯が生えそろう学童期=10歳ごろから)では、大人用のインビザラインを使用した治療となります。

インビザライン・ファーストの特徴

矯正完了までの期間が短い

インビザライン・ファーストの特徴

従来の矯正装置と異なり、インビザライン・ファーストでは、お子さまが気になる点をクリアできるメリットを備えています。たとえば、マウスピースは透明なので装着していることが目立たず、矯正をしていることが他人にわかりづらいことや、着脱可能で普段通りの食事やお手入れがしやすいことなど。通院頻度も、従来の矯正装置より少なく、矯正完了までの期間が短いのも取り組みやすいポイントです。こうした点は大人の場合でもメリットとなりますが、お子さまにとっても生活に取り入れやすいなど、インビザライン・ファーストが小児歯科矯正で有効活用される大きな理由です。
また、この装置を使用して早期段階から矯正治療を行うことで、顎の骨の成長をコントロールすることが可能となります。抜歯や骨格の手術といった外科的治療を行わずに済む確率が高くなります。それとともに、永久歯の萌出(生えること)をサポートできる機能も備えています。

なお、インビザライン・ファーストには、以下の適応条件があるので、初診の際の検診でチェックします。

  • 第一大臼歯が萌出している。
  • 切歯のうち、少なくとも2歯が2/3以上萌出している。
  • 少なくとも、顎の3/4の部分に乳歯(C・D・E)、または未萌出の永久歯(3・4・5)が2歯以上ある。

最終的に、お子さまの美しい歯並びや正しい咬み合わせが無理なく整うことで、むし歯や歯周病のリスクが少ない健康なお口で過ごすことが可能に。さらに正しい発育サポートが望める上に、そして何よりも自然な笑顔が得られます。大人になる前にこれらができることが大切です。

インビザライン®・ファーストのデメリット

  • 取り外しできるのがメリットではあるのですが、決められた時間毎日装着しなければ効果が現れない、というデメリットもあります。その点、固定式の装置の場合なら、放っておいても効果が出ますので、毎日しっかりとつけられない場合には従来の固定式装置の方をおすすめします。適さないケースもあります。
  • 歯並びや顎の状態によっては、インビザライン®・ファーストで治療ができない場合もあります。その場合には従来型の小児矯正装置での治療をおすすめいたします。

インビザライン・ファーストの期間と流れ

治療期間は約1.5~2年

インビザライン・ファーストの期間と流れ

インビザライン・ファーストの治療期間については、1期の場合は約1.5~2年を目安としています。当初の治療計画では約6~8カ月後を目標達成時期として設定しますが、その過程で永久歯が生えてきて装置をつくり直したり、歯列移動の状況によっては目標がずれたりすることもあり、その修正期間が加わると、実質的に2年程度で終了となります。

2期では永久歯が生えそろった段階で大人同様の治療となるため、多くの場合、約3年かけて歯列矯正を行います。成長過程にあるお子さまの治療は当初の目標どおりにいかないケースも皆無ではなく、治療期間は流動的といえます。また、1期で目標の歯並びが得られた場合は、そこで治療を終了し、2期治療は行わないこともあります。

初診から治療完了までの流れは、基本的に大人のインビザライン治療の場合と同じです。ただし、通院については、変化の早いお子さまの治療のため、1.5カ月に1回をおすすめしています。

よくある質問

Q 子どもでも扱えるのでしょうか?
A
マウスピース型矯正装置はシンプルな形、プラスティック製ということから、お子さまでも十分扱えますが、雑に扱ったり、不衛生にしておくのは避けましょう。
食後や飲み物を飲んだあとは必ず自分の歯を磨き、そしてマウスピースも洗ってから装着します。もし、お子さまが自分できちんと洗浄できないときには、マウスピースは親御さんがきれいにしてあげてください。
Q もしマウスピーをなくしたり、壊したりしたら、どうしたらよいのでしょうか?
A
その旨、ご連絡をいただき、紛失または壊した段階のマウスピースの前後の段階のもので代用できるかどうか、判断します。その前や次の段階のマウスピースを代用する場合には、当初予定より長く使用することになります。もし代用ができないときには、新しく作製します(実費)。
Q 着用したまま、食事しても大丈夫でしょうか?
A
ワイヤー型矯正装置と異なり、マウスピース型の場合は、必ず外してから食事をしてください。飲み物も、水やお茶以外は外してから飲みましょう。食後は、歯みがきも忘れずに。ちなみに、元気に遊んだり、スポーツしたりすることも、マウスピースを装着したまで大丈夫です。
Q 給食のときは、食後、どうしたら?
A
給食のときも、マウスピースを外して食べてください。その後、歯みがきするのが理想的ですが、それができないときはうがいだけでも行ってください。そして、帰宅後に歯みがきして、マウスピースを洗いましょう。
Q むし歯があっても治療は可能ですか?
A
むし歯の歯の状態にもよりますが、できるだけ先にむし歯治療をしてから矯正治療に進むのがよいでしょう。初診でお口を拝見した際に、そうした事前治療の必要な歯や治療の優先順序などをお知らせします。なお、むし歯治療については、小児歯科を含む、提携歯科医院をご紹介します。

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